看板撤去の費用はいくら?相場・追加料金と閉店・移転前にやること

看板撤去の費用相場と店舗閉店・移転時の流れを解説

看板撤去の費用は、看板の大きさだけでは決まりません。設置高さ、電気配線、足場や高所作業車、基礎、外壁補修、廃材処分まで含めて決まります。閉店・移転が決まったら、まず下の診断で撤去範囲を整理し、引渡日から逆算して準備しましょう。

看板撤去の準備チェック診断

4つの質問に答えると、相談前に確認したい撤去範囲と準備事項が表示されます。

1. 建物・土地は賃貸ですか?
2. 撤去したい看板に近いものは?
3. 照明や電飾はありますか?
4. 退去・引渡しの期限は決まっていますか?

※一般的な準備の目安です。工法・費用・届出は現地条件と契約内容を確認して決まります。

この記事でわかること
  • 看板撤去の費用を左右する条件
  • 種類別の撤去費用の目安
  • 閉店・移転時に確認する原状回復の範囲
  • 撤去工事の流れと必要な届出
  • よくある追加費用とトラブルの防ぎ方
  • 業者へ相談する前に用意する写真と情報
株式会社田頭 代表取締役 田頭 正喜

記事の監修・執筆者

株式会社田頭
田頭 正喜

東京・埼玉を中心に、店舗や事業所の看板製作・施工を手がけています。

看板の新設から、表示面の貼り替え、照明の不点灯、経年劣化した看板の修理・交換・撤去まで幅広く対応。

現地の状態や設置環境を確認し、安全性、見やすさ、費用のバランスを考えた提案を大切にしています。

看板撤去費用は「種類」より作業条件で大きく変わる

看板撤去費用は「種類」より作業条件で大きく変わる
総額で比べる

本体撤去だけでなく、仮設・電気・補修・運搬処分まで同じ条件で比較します。

看板撤去費用の結論は、看板本体を外す作業だけでなく、安全に近づく設備、電気、補修、運搬・処分まで含む総額で比べることです。同じ壁面看板でも、1階と高層階では作業方法が異なります。

撤去費用は本体・仮設・処分・補修の合計

撤去費用は、主に本体の取り外し、足場や高所作業車などの仮設、電気工事、廃材の運搬・処分、撤去跡の補修で構成されます。価格を比較するときは、どこまで含む見積もりかをそろえる必要があります。

「看板撤去一式」とだけ書かれている場合は、アンカーの切断、穴埋め、塗装、配線処理、基礎撤去が含まれるか確認します。安く見えた見積もりでも、後から追加になると総額を判断できません。

写真だけの最安値表示と現地見積もりを区別する

写真から概算を検討できる場合はありますが、確定見積もりには現地確認が必要なことがあります。写真では下地、固定方法、重量、電源位置、地中基礎、作業車を置ける道路幅まで分からないためです。

まず全景と近景を送り、概算に含む条件を確認します。その後、現地調査で追加条件が見つかった場合に、何が変わるかを説明してもらうと比較しやすくなります。

退去期限が近いほど手配条件が限られる

田頭

撤去費用を見るときは、看板を外す料金だけでなく、処分と補修まで入っているか確認してくださいね。

看板撤去は、閉店日ではなく物件の引渡日から逆算することが大切です。高所作業車、クレーン、警備員、電気工事、管理会社の工事申請などは、希望日にすぐ手配できるとは限りません。

引渡し直前に依頼すると、夜間や休日作業、緊急手配が必要になり、費用が上がる場合があります。閉店・移転が決まった段階で、看板の数と退去条件だけでも確認しておきましょう。

種類別に見る看板撤去費用の目安

種類別に見る看板撤去費用の目安
相場は初期検討の目安

高さ、重量、固定方法、基礎、補修範囲が分からなければ確定できません。

種類別の費用は、あくまで初期検討の目安です。小型・低所・作業車不要なら数万円から検討できる一方、大型・高所・基礎解体を伴う看板は数十万円以上になることがあります。下表の金額だけで発注せず、含まれる作業を確認してください。

小型プレート・切り文字・窓面シート

小型プレート、切り文字、窓面シートは、比較的撤去しやすい種類です。一般的な目安は数万円程度からですが、数量、設置高さ、粘着剤の硬化、ガラスや壁面の清掃・補修で変わります。

窓面シートは、剥がした後の糊残りに時間がかかることがあります。切り文字も、一文字ずつ固定されている場合は、撤去箇所が多くなり、ビス穴や接着跡の補修が必要です。

壁面・ファサード看板

壁面・ファサード看板は、小中型で数万円から十数万円程度が一つの参考幅です。ただし、間口いっぱいの大型看板、高所、内照式、下地一体型では、それ以上になることがあります。

本体を外すと、壁の色あせ差や取付跡が見える場合があります。原状回復で塗装や外壁材の交換まで求められるかにより、看板撤去費より補修費が大きくなるケースもあります。

袖・突出し・電飾看板

田頭

同じ大きさでも、1階と屋上では必要な機材がまったく違います。高さと道路状況が大きな判断材料です。

袖看板や突出し看板は、壁面から道路側へ出ているため、落下防止と作業範囲の確保が重要です。小型・低所なら数万円程度から、高所作業車や交通誘導が必要なら十数万円以上になる場合があります。

電飾看板では、電源を切っただけで終わらせず、不要な配線を安全に処理します。建物側のブラケットを残すか撤去するか、撤去後の穴をどう塞ぐかも見積もり範囲に入れます。

自立・ポール・野立て看板

自立看板やポール看板は、看板面だけ外すのか、支柱を地際で切るのか、地中基礎まで撤去するのかで費用が大きく変わります。看板面だけなら比較的軽い工事でも、基礎撤去を含むと掘削・重機・埋め戻し・舗装復旧が必要です。

小中型でも十数万円から数十万円、大型ポールや深い基礎ではさらに上がることがあります。土地売却や返却では、地中に残す部分がないか所有者と合意しておく必要があります。

屋上看板・広告塔

屋上看板や広告塔は、規模と搬出方法により数十万円から百万円を超えることもある工事です。足場、クレーン、解体順序、屋上防水、搬出経路、道路使用、警備など、看板本体以外の工程が増えます。

鉄骨をどこまで解体するか、屋上の支持部を撤去後にどう防水するかが重要です。価格だけでなく、構造と作業計画を説明できる業者へ依頼します。

看板撤去の見積もりを左右する8つの条件

看板撤去の見積もりを左右する8つの条件
価格差には理由がある

大きさ・高さ・車両・電気・補修・基礎・処分・作業時間を確認します。

見積もりを正しく比べるには、価格差の理由を条件へ分解します。看板の種類が同じでも、次の8項目が違えば作業人数・機材・時間・処分量が変わります。

大きさ・重量・素材

田頭

ポール看板は、支柱を切るだけか基礎まで掘るかで工事が変わります。土地を返す条件を先に確認しましょう。

看板が大きく重いほど、分割解体、吊り下ろし、人員、車両が必要です。アルミ、鉄骨、アクリル、木材、テント、ガラスなど、素材によって切断方法と処分方法も変わります。

寸法が分からない場合は、建物の扉や窓と一緒に写した写真が参考になります。ただし正確な重量や内部構造は、現地で確認しなければ判断できません。

設置高さと足場・高所作業車

高所では、はしごだけで安全に作業できるとは限りません。足場、高所作業車、ロープアクセスなど、建物と道路条件に合う方法を選ぶ必要があります。

高所作業車を使う場合は、車両を設置するスペース、アウトリガー、電線、植栽、庇、地盤を確認します。車両が入れない狭小地では、足場や別の作業方法が必要です。

クレーン・玉掛け・交通誘導

大型看板は、取り外した瞬間に人力で保持できません。クレーンで吊り、資格・技能を持つ作業者が玉掛けを行い、安全な位置へ下ろします。

車道や歩道へ作業範囲が及ぶ場合は、交通誘導員や道路使用許可が必要になることがあります。現地の交通量、作業時間帯、車線規制の有無が見積もりに影響します。

電源切り離しと配線処理

田頭

高所作業車を置けるように見えても、電線や庇、地盤の条件で使えないことがあります。現地で確認します。

内照式看板、外照明、LED文字には電気工事が伴います。電源がどこから来ているかを確認し、建物設備や他の照明へ影響しないよう切り離します。

配線の先端を絶縁するだけでよいのか、分電盤側から撤去するのか、将来再利用するのかを決めます。漏電や露出配線を残さないことが重要です。

アンカー穴・外壁・防水の補修

看板を外した後には、ビス、アンカー、接着剤、錆、日焼け跡が残ることがあります。穴を塞ぐだけでよい場合と、外壁材や塗装を広く補修する場合では費用が異なります。

屋上や外壁の貫通部は、雨水侵入を防ぐ処理も必要です。見た目だけでなく、防水性能を損なわない仕様を確認します。

支柱と地中基礎の撤去範囲

ポール看板は、支柱を地際で切って基礎を残す方法と、コンクリート基礎まで掘り出す方法があります。賃貸借契約や土地の次用途によって求められる範囲が変わります。

基礎を撤去する場合は、埋設物の確認、掘削、コンクリート破砕、残土・がれきの搬出、埋め戻し、舗装・植栽の復旧まで見積もります。

廃材の分別・運搬・処分

田頭

配線は見えない場所につながっています。看板だけ外して終わらず、電源側まで安全に処理することが大切です。

撤去した看板は、金属、樹脂、木材、ガラス、蛍光管、電気部品などを分別し、種類に応じて適正に処理します。処分費が見積もりに含まれるか、別途かを確認してください。

大型看板は、処分場へ運べる寸法に現場で切断することもあります。廃材量だけでなく、積み込みと運搬車両の条件も費用へ影響します。

営業時間・夜間・短納期

営業中の施設、商業ビル、交通量の多い道路では、作業可能時間が限定されます。夜間・休日作業や短納期は、人員と機材の手配条件が変わるため追加費用が生じる場合があります。

工事音、粉じん、搬出経路、停電範囲も周辺テナントへ影響します。管理会社への申請期限と作業可能時間を、見積もり依頼時に伝えます。

閉店・移転時は原状回復の範囲を先に確認する

閉店・移転時は原状回復の範囲を先に確認する
貸主との合意を先に

看板本体、金具、配線、穴、塗装、基礎のどこまで戻すかを書面でそろえます。

退去時のトラブルを防ぐ結論は、撤去業者へ依頼する前に、貸主・管理会社と「どこまで戻すか」を書面でそろえることです。看板がなくなれば完了とは限りません。

賃貸借契約と管理会社の指示を確認する

賃貸借契約、看板使用契約、館内工事規則を確認し、指定業者や申請書式、工事可能日を把握します。契約書に「原状回復」とだけある場合は、具体的な仕上がりを管理会社へ確認します。

退去立会いの後に条件が増えると、再工事や日程変更が必要です。撤去前の写真と図面を共有し、承認を得てから進めます。

看板本体だけか取付金具までかを合意する

田頭

原状回復は人によってイメージが違います。穴埋めまでか、塗装までかを書面でそろえておくと安心ですよ。

表示面だけを外すのか、看板箱、ブラケット、鉄骨、電源、配線まで撤去するのかを決めます。後継テナントが使う予定でも、貸主の承認なしに設備を残さないようにします。

残す部材がある場合は、所有権と安全管理の責任も確認します。劣化した金具を残すと、将来の落下や再工事につながる可能性があります。

壁補修の仕上がりと色差を確認する

撤去跡の補修は、穴埋めだけ、部分塗装、壁面全面の再塗装など複数の水準があります。既存壁は経年で色が変わっているため、同じ塗料でも補修部分だけ目立つことがあります。

管理会社が求める仕上がりを写真や仕様で確認します。看板撤去と外壁補修を別業者へ頼む場合は、責任範囲と工程の境界を明確にします。

居抜き・後継テナントでも勝手に残さない

居抜きで引き継ぐ場合でも、旧店名の看板をそのまま残すと誤認や問い合わせにつながります。表示面だけ隠すのか、本体を引き継ぐのか、後継テナント・貸主・旧借主で合意します。

屋外広告物の許可名義や管理者が旧事業者のままになっていないかも確認します。名義変更や除却届の扱いは、設置地の自治体へ問い合わせます。

看板撤去工事の流れ

看板撤去工事の流れ
引渡日から逆算

写真確認、現地調査、承認・申請、施工、補修、完了確認の順で進めます。

撤去工事は、写真確認、現地調査、関係者承認、施工、完了確認の順で進めます。引渡日だけを伝えるのではなく、管理会社申請と届出に必要な期間も工程へ入れます。

写真・図面で一次確認

田頭

閉店日と物件の引渡日は別です。管理会社の確認日も含めて、少し余裕を持たせてください。

最初に、建物全景、看板の正面・側面、取付部、周辺道路、電源や分電盤、室内側の下地を分かる範囲で共有します。看板の寸法、設置階、所在地、希望日も伝えます。

図面や過去の施工資料があれば、固定方法や電気系統を推測しやすくなります。資料がなくても相談はできますが、現地で確認する項目が増えます。

現地調査と見積範囲の確定

現地では、看板の劣化、固定部、重量、作業床、車両配置、搬出経路、周辺への影響を確認します。外から見えない裏側や内部の腐食も可能な範囲で点検します。

見積書には、撤去対象、残す部材、電気、補修、処分、申請、写真報告を明記してもらいます。想定外の腐食などが見つかった場合の対応も事前に確認します。

管理会社・自治体・道路関係の確認

テナントでは管理会社へ工事申請を提出します。屋外広告物の許可を受けている看板は、撤去後の届出が必要か自治体へ確認します。

高所作業車やクレーンを道路上へ配置する場合は、道路使用・占用に関する手続きや交通誘導が必要なことがあります。誰が申請するかも見積もり段階で決めます。

養生・電気停止・取り外し

田頭

道路へ作業車を置く現場は、申請や警備員の手配が必要になることがあります。見積もりの内訳で確認します。

施工当日は、歩行者や車両の動線を区画し、落下物や粉じんから周囲を守る養生を行います。電飾看板は電源を確認して安全に停止し、計画した順序で分割・吊り下ろします。

劣化した看板は、見た目以上に脆くなっていることがあります。無理に一体で外さず、重量と固定状態を確認しながら解体します。

補修・清掃・撤去後写真・届出

本体撤去後は、金具・アンカー・配線を処理し、契約で決めた範囲を補修・清掃します。完了写真は、貸主への報告と自治体手続きに使えるよう、全景と補修箇所を残します。

最後に、廃材処分、鍵・電源、残置物を確認します。撤去後に別業者が塗装や内装を行う場合は、引継ぎ事項も記録します。

撤去前に確認したい法律・届出・石綿

撤去前に確認したい法律・届出・石綿
着工前に個別確認

屋外広告物、道路、石綿、廃棄物は所在地と工事範囲で必要な対応が変わります。

看板撤去では、屋外広告物、道路、労働安全、石綿、廃棄物などが関係する場合があります。すべての工事に同じ手続きが必要なわけではないため、所在地と工事範囲に応じて確認します。

許可看板は除却届等を自治体へ確認する

屋外広告物の許可を受けて設置した看板は、撤去後に除却届や許可証の返納を求められる場合があります。必要書類と期限は自治体により異なります。

許可番号や過去の申請書が見つからない場合も、設置場所、所有者、看板種類を伝えて担当窓口へ相談します。届出を撤去業者が代行する場合は委任や写真の要否を確認します。

道路上の作業は使用許可や誘導が必要な場合がある

田頭

古い外壁や下地を壊す工事では、石綿の事前調査が関係する場合があります。着工前の確認が必要です。

道路に高所作業車やクレーンを置き、通行へ影響する工事では、道路使用許可などが必要になる場合があります。敷地内作業でも、車両の張り出しや資材搬出が歩道へ影響しないか確認します。

交通誘導員、作業時間、迂回方法を計画し、第三者の安全を確保します。許可や警備費が見積もりに含まれるかを確認してください。

外壁等を壊す工事は石綿事前調査の対象を確認する

建築物・工作物の解体や改修に当たる作業では、工事範囲と材料に応じて石綿含有の事前調査が必要です。厚生労働省は、規模の大小にかかわらず、解体・改修部分の材料について事前調査を求めています。

2026年1月から工作物の事前調査者要件も強化されています。看板だけを外すのか、外壁・下地・基礎を壊すのかで確認範囲が変わるため、着工前に該当性を判断します。株式会社田頭の代表・田頭正喜は石綿作業主任者技能講習を修了していますが、必要な調査資格・届出・作業方法は個別工事ごとに確認します。

廃材は種類に応じ適正に処理する

撤去材を店舗の一般ごみとして一括処分できるとは限りません。金属、廃プラスチック、木材、ガラス、蛍光管、電気部品、コンクリートなどを分別し、排出事業者と処理ルートを確認します。

見積もりでは、積み込み、運搬、処分が含まれているかを確認します。廃材を現場へ残さず、処理まで責任範囲に含める業者を選びましょう。

看板撤去を自分で行わないほうがよいケース

看板撤去を自分で行わないほうがよいケース
安全を優先

高所、重量物、電気、基礎、劣化、公道への影響がある場合は専門業者へ相談します。

小さな置き看板の移動とは異なり、建物へ固定された看板の撤去には落下・感電・外壁損傷の危険があります。次に当てはまる場合は、自力で外さず専門業者へ相談してください。

高所・重量物・電気・基礎がある

田頭

錆びた看板は、外すときの振動で崩れることがあります。危ないと感じたら近づかず、離れて写真を撮ってください。

脚立やはしごで届く高さでも、両手で看板を保持しながら固定金具を外す作業は危険です。重量物、電飾、ポール基礎は、機材と専門作業が必要です。

作業車やクレーンを使う場合も、操作だけでなく現場の区画、吊り荷、電線、地盤を管理します。費用を抑えるための自力作業が、事故や建物損傷につながっては意味がありません。

劣化して落下や崩壊の恐れがある

錆、腐食、ひび割れ、ぐらつき、部材の膨らみがある看板は、外す振動で予想外に崩れることがあります。台風や強風の後に傾いた看板へ不用意に近づくのも危険です。

周囲を立入禁止にし、写真を安全な距離から撮って相談します。株式会社田頭の代表は屋外広告物点検技能講習を修了しており、固定部や下地を含む状態確認を行います。

公道や第三者の動線に影響する

歩道、車道、共同通路、隣接敷地へ部材が落ちる可能性がある場合、店舗関係者だけで作業してはいけません。養生と誘導、作業区画を計画します。

商業施設やビルでは、搬出用エレベーターや共用部の養生も必要です。周辺店舗の営業時間と重ならないよう管理会社と調整します。

外壁補修や防水処理が必要

田頭

安い見積もりでも、処分費や高所作業車が別なら総額は変わります。同じ条件にそろえて比べましょう。

看板撤去後に外壁へ穴が残る場合、雨仕舞いと防水の知識が必要です。市販の充填材で表面だけ塞ぐと、内部へ水が回るおそれがあります。

外壁材、下地、既存防水に合う補修方法を選びます。補修まで一括で依頼するか、専門業者へ確実に引き継ぎます。

看板撤去で起きやすいトラブルと防止策

看板撤去で起きやすいトラブルと防止策
範囲を見積書に明記

処分、車両、補修、配線、基礎、期限を工事前にそろえます。

撤去トラブルの多くは、工事前の範囲確認で防げます。最安値だけで選ばず、見積書、写真、管理会社の指示を照合してください。

見積外の処分費や車両費が追加される

「撤去費」に処分、高所作業車、警備、駐車、申請が含まれていないと、施工後に追加費用が発生します。見積書の除外項目まで確認することが重要です。

現地で条件が変わる可能性がある場合は、追加になる条件と単価を事前に聞きます。口頭だけでなく書面やメールに残します。

外した後の穴・跡が残る

看板を外せば壁が元通りになるとは限りません。アンカー穴、接着剤、錆汁、日焼け差、配線穴が残ります。

撤去前に、補修後の仕上がり見本や範囲を合意します。「穴埋め」と「原状回復塗装」は別作業として扱われることがあります。

配線や電源が危険な状態で残る

田頭

基礎は地中に隠れているので、掘って初めて分かることもあります。追加条件を事前に確認しておくと安心です。

電飾看板の配線を途中で切ったままにすると、漏電や感電の原因になります。電源系統を確認し、不要回路を安全に処理します。

新しい看板へ再利用する場合も、既存配線の容量と劣化を確認します。撤去業者と電気工事の担当範囲を明確にしてください。

基礎や支柱の撤去範囲が食い違う

ポールを地際で切っただけでは、地中基礎が残ります。貸主は基礎まで撤去するつもりで、業者は看板面と支柱だけを見積もっていると、再工事になります。

断面図や写真がない場合は、現地で基礎寸法を推定し、掘削後に条件が変わる可能性も説明してもらいます。埋め戻しと舗装復旧まで確認します。

退去日に間に合わない

管理会社承認、自治体確認、道路使用、高所車両の手配で日数が必要です。雨天や強風で高所作業を延期することもあります。

閉店後にしか作業できない場合は予備日を設けます。看板撤去を内装解体の最後に回さず、外壁補修と検査まで含めて逆算します。

看板撤去業者の選び方と相談前の準備

看板撤去業者の選び方と相談前の準備
相談時に送るもの

全景、近景、側面、道路、所在地、期限、寸法、管理会社条件を分かる範囲で用意します。

業者選びの結論は、撤去価格だけでなく、電気・補修・処分・申請・安全管理まで説明できるかを見ることです。複数業者を比較するときは、同じ撤去範囲と写真を渡します。

撤去・電気・補修・処分を一括確認する

田頭

写真は正面だけでなく、側面と周辺道路もあると助かります。作業車を置けるか判断しやすくなりますよ。

見積書で、看板本体、金具、配線、基礎、補修、清掃、処分、届出の担当を確認します。専門パートナーが入る場合も、連絡窓口と責任範囲が一つになっていると進行が安定します。

株式会社田頭では、看板製作・施工だけでなく撤去も相談できます。工事内容に応じて電気、足場、ロープアクセスなどの専門パートナーと連携します。

高所作業と安全資格・保険を確認する

高所作業車、ロープ、クレーンを使う工事では、作業計画、資格・教育、保険、第三者対策を確認します。安さだけで無理な方法を選ぶ業者は避けます。

代表・田頭正喜は、高所作業車運転技能講習、ロープ高所作業特別教育、玉掛け技能講習、フルハーネス特別教育を修了しています。現場条件に合わせ、安全に作業できる方法を検討します。

全景・近景・側面・道路の写真を送る

相談時は、建物全景、看板の正面・側面、取付部、道路の左右、電源周辺を撮影します。高所の取付部へ無理に近づかず、安全な場所から撮ってください。

看板の数が多い場合は、写真へ番号を付けると見積範囲の食い違いを防げます。Googleマップだけでは最新の設置状況が分からないため、現況写真を用意します。

所在地・期限・看板寸法・管理会社条件を伝える

田頭

高所や重量物の撤去は、資格だけでなく作業計画と周囲の区画も重要です。現場全体で安全を考えます。

所在地、希望完了日、閉店日、建物階数、看板のおおよその寸法、電飾の有無、管理会社の指定を伝えます。図面、看板許可書、過去の施工資料があれば共有します。

情報がそろっていなくても、まず写真と所在地から相談できます。不足項目を洗い出し、現地調査が必要か確認しましょう。

看板撤去によくある質問

写真だけで看板撤去の見積もりはできますか?

写真から概算を検討できる場合はあります。ただし、固定方法、下地、配線、重量、基礎、作業車の配置が写真では分からない場合は現地調査が必要です。全景、近景、側面、道路を含む写真と所在地をお送りください。

営業中でも看板撤去工事はできますか?

来店者と作業動線を分けられ、停電や騒音の影響を管理できれば対応できる場合があります。商業施設や共同ビルでは管理会社の工事時間指定もあるため、営業予定と一緒にご相談ください。

看板面だけ外して本体を残せますか?

田頭

資料がそろっていなくても大丈夫です。まず所在地と全景写真、希望日を教えてください。

本体、固定部、下地を安全に残せ、貸主や管理会社が承認する場合は、表示面だけを撤去できることがあります。後継利用がない場合や本体が劣化している場合は、全撤去を検討します。

看板撤去に補助金は使えますか?

自治体が危険な屋外広告物の除却や景観改善に関する制度を設ける場合がありますが、地域、年度、対象条件で異なります。契約前に設置地の自治体へ最新制度と申請時期を確認してください。

看板撤去費用の勘定科目は何ですか?

撤去理由、資産計上の有無、原状回復、建物解体との関係により会計・税務処理が異なります。雑費や修繕費などを一律に断定せず、契約書と見積書を用意して税理士・会計担当者へ確認してください。

東京・埼玉以外でも看板撤去を依頼できますか?

田頭

閉店や移転が決まったら、看板は後回しにせず早めに確認しましょう。予備日があると安全に進めやすいです。

株式会社田頭では東京・埼玉以外のご相談も受け付けています。所在地、看板の写真、希望時期、撤去範囲によって対応方法が異なるため、まずは情報を添えてお問い合わせください。

看板撤去は引渡日から逆算し撤去範囲をそろえる

看板撤去は引渡日から逆算し撤去範囲をそろえる
結論

原状回復範囲を先に合意し、仮設・電気・補修・処分・届出を含む総額で判断します。

看板撤去では、看板本体の価格表だけで判断せず、足場・高所作業車、電気、外壁補修、基礎、廃材処分、届出まで含めた総額を確認することが重要です。閉店日ではなく物件の引渡日から逆算し、貸主・管理会社と原状回復の範囲を先にそろえましょう。

株式会社田頭では、小型看板から高所・大型看板まで、現地条件に合わせて撤去方法を検討します。建物全景、看板の近景・側面、周辺道路、所在地、希望完了日を分かる範囲で添えてご相談ください。